スタジオには2種類ある — まず目的を決める

リハーサルスタジオ(リハスタ)● 練習・合わせ・バンドリハ用● ¥500〜1,500/人/時間が相場● PA・ドラム・アンプ完備→ ライブ前合わせ・バンド練習に→ 個人練習利用もOKレコーディングスタジオ● 録音・MIX・マスタリング専用● ¥5,000〜50,000/時間が相場● エンジニア・コントロールルーム完備→ CD制作・デモ音源録音に→ 初心者は宅録+リハスタが現実的
図:リハスタとレコスタの違い

「スタジオ」と一口に言っても、リハーサルスタジオ(練習用)とレコーディングスタジオ(録音用)はまったく別物です。

バンド練習・ライブ前の音合わせならリハスタ一択。本格的な音源制作ならレコスタですが、コストが高いため初心者は宅録+リハスタの組み合わせが現実的です。


リハーサルスタジオ:選び方のポイント

料金体系を理解する

料金体系 内容 向いているシーン
1人あたり料金 人数×単価(¥500〜1,500/h) 人数が多いほどお得感
部屋単位料金 部屋ごと固定(¥1,500〜5,000/h) ソロ・2人練習に向く
会員割引 月額や回数券で割引 週1以上使うなら検討

東京・大阪などの都市部では1人あたり¥700〜1,000/時間が一般的な相場です。

チェックすべき設備

設備 チェックポイント
ドラムセット Roland/Pearl/YAMAHA等のブランド確認。電子ドラム対応か
アンプ Marshall/Fender等の定番品があるか
PAシステム ボーカル用マイク・モニタースピーカーの品質
防音・遮音 隣室の音漏れがないか(初回は確認を)
アクセス 機材持ち込みのある日は駅近・エレベーターがあると楽

主要チェーンスタジオ

チェーン 特徴 店舗数
スタジオノア 都市部に多い。24時間対応店舗あり 関東・関西
島村楽器スタジオ 楽器店併設で初心者に安心 全国
サウンドスタジオノア 設備が充実。駅前好立地 関東中心
B2スタジオ リーズナブルな料金が多い 関東
地元の個人スタジオ 穴場で空きやすい・融通が利く 各地

予約方法:電話・ネット・直接訪問

ネット予約(推奨)

現在ほとんどのスタジオはネット予約に対応しています。当日予約も可能な場合が多い。

手順:

  1. スタジオ公式サイト or アプリにアクセス
  2. 日時・部屋のサイズを選択(人数×1.5h分の部屋が目安)
  3. 会員登録(初回のみ)→ 予約確定
  4. 前払いor当日支払い(スタジオにより異なる)

電話予約

特定の部屋・機材を指定したい場合は電話が確実です。「ドラムが2タムある部屋」「スタインウェイがある部屋」など細かい希望を伝えられます。

初回は下見がおすすめ

初めてのスタジオは下見(見学)に行くのがベストです。実際の防音性能・機材の状態・スタッフの対応を確認できます。


部屋サイズの選び方

人数 推奨サイズ 目安
1〜2人 6〜8畳(S〜Mサイズ) ボーカル練習・デュオ
3〜4人 10〜12畳(Mサイズ) バンド標準
5人以上 14畳以上(L〜LLサイズ) フルバンド・管楽器あり

「部屋が広いほど音が良い」わけではありません。人数に合ったサイズを選ぶことが音のバランスを保つコツです。


スタジオ持ち物チェックリスト

全員必須✅ 楽器本体✅ チューナー✅ シールド・ケーブル✅ 譜面・歌詞カード✅ 水・飲み物✅ 予約確認メールギタリスト・ベーシスト✅ シールドケーブル×2本✅ ピック(多めに)✅ エフェクターボード✅ 予備弦△ ストラップ(スタジオにある場合も)ドラマー・ボーカリスト✅ スティック × 2セット(ドラム)✅ スティックバッグ✅ マイク(持参推奨・ボーカル)✅ XLRケーブル(ボーカル)△ マイクスタンド(スタジオにある)
図:スタジオ別の持ち物チェックリスト

レコーディングスタジオ:使う場面と費用感

本格的な音源制作にはレコーディングスタジオ(レコスタ)を利用します。

グレード 時間単価 向いているシーン
個人・格安スタジオ ¥3,000〜8,000/h デモ録音・ボーカルブース利用
中規模スタジオ ¥10,000〜30,000/h インディーズCDクオリティ
大型プロスタジオ ¥30,000〜100,000/h メジャーリリース水準

エンジニア費・機材費が別途かかる場合があります。事前に「全込み料金か」を必ず確認してください。

宅録との使い分け

工程 宅録 レコスタ
デモ制作・アイデア出し △(コスト高)
ボーカル・楽器の本番録音 ○(環境整備必要)
MIX・マスタリング ○(スキル必要)
CD・配信リリース △(宅録のみだとプロ品質難しい)

スタジオ利用を最大化するコツ

  1. リハ前日に個人練習を済ませる — 合わせ練習の時間を確保
  2. 1時間30分ブロックで予約 — 搬入・搬出に各15分かかることが多い
  3. 録音してフィードバック — スマホ録音でもセッション中の音を記録
  4. スタジオのスタッフに相談 — 機材の接続方法・音作りの基礎を聞ける
  5. 定期予約・会員割引を活用 — 月2〜4回ならまとめ予約でコスト削減

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