このシリーズについて 「Sunoで曲を作る」全12回のシリーズです。#03はセクションタグによる楽曲構造のコントロール。#01〜#02を読んでいると理解がスムーズです。
なぜセクションタグが必要か
#02のプロンプト術だけでは、楽曲の構造(何番・どの順番でセクションが来るか) はランダムだ。同じプロンプトでも、イントロが長い曲・サビがすぐ来る曲・アウトロが唐突に終わる曲が混在する。
セクションタグを使うと、この構造を自分でコントロールできるようになる。
基本的なセクションタグ一覧
Custom Mode(後述)の歌詞欄にこれらのタグを入力する:
| タグ | 機能 |
|---|---|
[Intro] |
イントロ(歌なし・インスト) |
[Verse] |
Aメロ |
[Pre-Chorus] |
Bメロ |
[Chorus] |
サビ |
[Bridge] |
ブリッジ(間奏的なパート) |
[Outro] |
アウトロ(フェードアウト等) |
[Instrumental] |
インストパート(歌詞なし) |
[Break] |
ブレイク(一時的な音の静止) |
[End] |
楽曲の終了指示 |
Custom Modeの使い方
セクションタグはCustom Mode(カスタムモード)でのみ使える。
手順
- Createページで「Custom Mode」のトグルをONにする
- 「Lyrics」欄が表示される
- 歌詞とセクションタグを入力する
- Style of Musicで楽曲スタイルを指定
- Titleに曲名を入力
- 「Create」で生成
セクションタグの使い方:実践例
例①:オーソドックスなポップス構成
[Intro]
[Verse]
夜の街に消えていく 君の後ろ姿
言えなかった言葉たち 風に溶けてく
[Pre-Chorus]
もう一度だけ振り返って
あの頃に戻りたい
[Chorus]
さよならなんて言いたくない
まだここにいたいから
君と見た夕焼けが
心に焼き付いて離れない
[Verse]
同じ場所に立っていても
違う景色が見えてた
気づかなかった大切さ
今ならわかる気がする
[Chorus]
さよならなんて言いたくない
まだここにいたいから
君と見た夕焼けが
心に焼き付いて離れない
[Outro]
このように入力すると、Intro → Aメロ → Bメロ → サビ → Aメロ → サビ → Outro の王道構成で楽曲が生成される。
例②:インスト挿入でドラマ感を作る
[Intro]
[Verse]
...(歌詞)...
[Chorus]
...(歌詞)...
[Instrumental]
[Chorus]
...(歌詞)...
[Outro]
[Instrumental]を挿入すると、その位置にギターソロやシンセソロのようなインスト間奏が入る。
便利なテクニック
テクニック①:タグ後に空行を必ず入れる
タグの直後に空行を入れないと、タグが歌詞として認識されることがある。
✅ 正しい書き方:
[Chorus]
(空行)
サビの歌詞がここに入る
❌ 間違い:
[Chorus]
サビの歌詞がここに入る(タグが歌詞扱いになることも)
テクニック②:サビを繰り返す
[Chorus]
メインのサビ歌詞
[Chorus]
同じサビ歌詞を繰り返す(転調や盛り上がりが入ることが多い)
同じ[Chorus]を2回書くと、2番サビとして盛り上がりが加わる傾向がある。
テクニック③:[End]で唐突な終わりを防ぐ
曲の最後に[End]を入れると、フェードアウトや自然なエンディングを誘導できる。入れないと途中で唐突に終わることがある。
セクションタグのNG例
NG①:タグが多すぎる
❌ [Intro][Bridge][Verse][Pre-Chorus][Chorus][Bridge2][Verse2]...
複雑すぎる構成はAIが処理しきれず、意図しない構成になる。最大6〜7セクション程度に留める。
NG②:歌詞なしのタグだけ
❌ [Intro]
[Verse]
[Chorus]
タグだけ並べると歌詞が自動生成されるが、内容はランダム。Custom Modeで歌詞も入力するのが正確。
まとめ
セクションタグを使うことで:
- 楽曲の長さと構成を意図的に設計できる
- サビの繰り返しやインスト挿入が制御できる
- 唐突な終わりを防げる
次回(#04)は、歌詞の書き方と日本語・英語の使い分けを解説する。Sunoで自然な日本語の歌詞を生成させるためのコツだ。
この記事:【第3回】Sunoのセクションタグ完全解説|イントロ・Aメロ・サビ・アウトロを意図的に作る方法